A-Gee aka Mikel Knight
テキサスを中心に活動をおこなうA-Gee aka Mikel Knight。日本への来日も果たし、今度は日本のアーティストとの共演も行うという。彼の音楽のバックグラウンド、今後の予定、日本の印象などの話を聞いた。
■まずは、自己紹介してくれる?

A-Gee aka Mikel Knight(以下A):俺の名前はA-GEE aka Mikel Knightだ。Texas Bad Boiとしても知られてるぜ!

■Bullet同様、白人っぽくも見えるけど・・・?

A:俺はフランス人とメキシカンのハーフなんだ。母方はフランス、父方からはヒスパニックの血が俺の体には流れているよ。両親はWestCoastに住んでるぜ。

■どんな幼少期を過ごしたの?

A:実は俺はハワイのホノルル生まれなんだ・・・でも、テキサスで育ったぜ。正確に言うとヒューストンのサンアントニオだけどな。母子家庭で育って、兄貴がいるよ。黒人とチカーノの周りで育ったから、それが俺をラップに引き込んでいったんだ。

■よく聞いた音楽は?

A:R&BでもGangstaRapでもなんでも聞いたな。でも、小さなコロからWestcoast Rap一色だったよ。最初のころはIce Cube, Easy E, NWA, E-40 and the click, Spice 1, Bone Thugs and Harmony,Too shortなんかを聞いてたよ。もちろん2PACの大ファンだし、DeathRow、Snoop、Dre、それとBiggieも好きだぜ。ScarfaceとMJG & 8 Ballも忘れちゃいけないな。

■ラップを始めた理由は?いつ頃?

A:母親の影響が大きかったな・・・彼女はたくさん古いレコードを持ってて、俺はそれをよく聞いてたよ。初めてのラップは13歳の時かな・・・15歳のときには100曲ぐらい書き上げてたぜ。17歳のときにスタジオに入って、真剣にラップを作ろうとする以前の話だけどな。俺達は1年ぐらいかけて必至で金をためたよ。今思えば笑い話だけど、俺達は一生懸命やってたんだ。スタジオにいってセッションと2,3曲のレコーディングのために金を払ってたんだよな、小さなスタジオを持ってたレーベルオーナーのもとを離れるまでは。そのオーナーは契約を結んでレコードを作らないかと言ってきたんだ。だから俺はサインしたんだ。それからデモをとって、"Life of A Gee"(Suthern Comfort収録)をつくって、その次に"Strugglin 2 Hustlin"をやったよ。その後にLAにいって2つのメジャーディールを結んでA-Gee aka Mikel Knight名義"Peckawood"ってシングルが収録された"Hardest Wood outha Forest"をとったんだ。それと俺のグループアルバム"Mikel Knight & Tha Game Officials"もな。今は俺自身のレーベル"1203 Ent. Inc."からA-GEE Albino Gorilla名義で"1 in a Million"を日本でリリースしたよ。それと新作"Memoirs of a Texas Boi"の収録が終わったとこだよ。

■影響を受けたアーティストは?

A:前に言ったようななラッパー全員だな。企業家としてはP.Diddy、SugeKnight、Jay-Z、DamonDash、RusselSimon、CashMoneyなんかだな・・・彼らはゼロから全てをつくりあげたからな。

■あなたはテキサス出身だけど他のSPMやS.U.C.周辺とは交流はあるの?

A:モチロンさ! SouthParkMexicanのCarlosと何年も一緒にやってたよ。彼が捕まる前だけどね。俺はあいつをよく知ってるぜ、例え何があろうとな。クールなやつだよ。テキサスでライブを一緒に何回もやったしな。米国でも世界的にもビックになったBabyBashともいい関係だよ。S.U.C.ともクールな関係だぜ。彼らからは一目置かれてるんだ。BigPorkeyとMikelKnight"Hardest Wood outha Forest"でホットなトラックを一緒にやったよ。S.U.C.の連中と一緒にショーもたくさんやったし。UGKのBunBとSwishaHouseのPaulWallとのトラックもあるぜ。テキサスのアーティストとはたくさん一緒にやってきてるよ。カリフォルニアではBadAzzやベイ・エリアの連中、例えばB-LegitやRichieRichともやってるよ。"Hardes Wood"をチェックしてくれよ!

■自分の曲でどの曲がお気に入り?

A:いろんな曲がいろんな理由で好きだけど・・・Suthern Comfort/Life of a Geeに収録されている"Call Me a Gangsta"が好きだな。一番最初にやった曲だからな。この曲は俺と俺の友達の当時のリアルな生活を語ってるんだ。あとはStrugglin 2 Hustlinの"Notorious"も好きだな。これはそのとき一緒にいた女の子に向けたマジでイかしたバラードなんだよ。女性に向けての曲を書くのもいいよな。なぜかって?それは女の子がレコードを買うからさ!あと、女の子を好きだからな(笑)後は、ハードなトラックも好きだぜ。そう、Thug達に向けたトラックだよ。例えば"Worth Your Money"みたいにね。Hardest Wood Outha Forestに収録された"Peckawood"は、ハリウッドのレーベルからリリースした最初のヒット曲だからお気に入りさ。俺のサイトをチェックしてくれよ!A-GEE.comかMikelKnight.comだぜ。Rasheedを参加させた"Thats Hot"も、Bad Azzが参加した"Almighty $$"もお気に入りだな!

■友達のBulletはNorthCoast出身、あなたは南部出身だけど、どうやって出会ったの?

A:クールな関係だぜ。あいつはいい奴だよ。俺は南部出身だけど今はWestCoastに住んでるんだ。俺は誰にでもクールだぜ。誰も俺にけんかを売ってこなければ、俺は誰とも喧嘩しないしな。みんなからレスペクトされてるんだ。クールで俺が信じられればね。ビジネスと金があって、「くだらねぇビーフなんかクソくらえだ!」って言ってくれれば俺たちはクールになれるぜ。それがほとんどのアメリカのラッパーやアーティストの現状だよ。つまり、ビーフはそこらじゅうにあるけど、たとえ俺が1つや2つもってたとしても・・・俺は懲役を食らってたんだ。だから今俺は金と音楽を作ることとレコードを売ること・・・つまり、俺達はいくつかのプロジェクトでコラボしたし、これからもっとたくさんのプランがあるぜ。BulletはNorth Coastでハードにやってるよ。でもNorthはラップシーンがでかくないからな・・・だから、俺は彼の助けになると思ってさ。

■今まで日本には何回来たの?

A:1回だけだよ。(2005/4/25現在)2週間のプロモーションツアーを2月にしたんだ。5月17日にまた9日間のライブツアーに日本に行くぜ!日本はいいとこだよな。ドゥープだよ。もっとたくさんの仲間を連れて行けばよかったよ。でも、今回はもっと多くのラッパーとプロデューサーを連れて行くぜ。何で日本にきたかって言うと、この2年以上俺は日本ファンにたくさんのCDを買ってもらってるからだよ。しかも、その後も増え続けてるんだよ。名古屋でサイン会をしてライブをしたとき、たくさんのファンが来てくれたんだ。すごかったぜ。東京のPでやったときもな。サポートしてくれて本当に感謝してるよ。俺の音が好きなやつらのために、一生懸命にやらないとな!

■寿司は好き?

A:あぁ、好きだぜ!俺はいまLAに住んでるけど、みんな寿司を食べてるぜ。でも、日本の寿司には及ばないな。日本にいるときはほとんど毎日寿司をたべたよ。俺の友達のInfront RecordsのDJ Olde Eと日本の寿司屋に行ったとき、俺が箸をプロフェッショナルに使いこなせてるのにOlde Eも女の子達も驚いてたぜ!どうだい!?スゲーだろ?俺は箸をドゥープに使えるんだぜ?知ってたかい?

■音楽作成のツールを教えてくれる?

A:もちろんMPCを使うよ。俺はMPC4000をもってるけど、最近持ち運びのためにMPC1000を買ったよ。Protoolsもモチロン使う。Digital Perfomerも使うけどそんなに多くはないな。今は俺のニュープロジェクト"Memoirs of a Texas Boi"のためにテキサスででっかいSSLボードを使ってるよ。他にはMotifやTriton、Karmaのようなシンセもね。でも、メインはMPCと生のギター演奏だな。ギター、ベース、エレキ、アコースティックはライブだぜ!内緒にしておいてくれよ・・・

■現状のGangstaRapシーンについてはどう感じる?

A:アメリカでのGangstaRapは金が主導だな。みんなBETやMTVのヒットがほとんどを占めちゃってるよ。米国のリアルなGangsta Rapperは一般受けするメインストリームのことをやってるってことさ。だから俺達はMixTapeをアンダーグラウンドでリリースしてるんだ。俺はGangsta Rapが好きだし、俺の1st、2ndよりもハードなものを作るだろうな。でも、俺も一般受けを狙いたいラッパーやエンターテイナーの中の一握りで、そのためにいまハリウッドに住んでるんだよ。金は重要だよ。金も、時間もたくさんの俺のレコードにつぎ込んできたし、これからもそれ以上にするだろうし。MTVでこのThugのことを見るようになるぜ!俺は米国でラップすることが好きなんだ。俺達は他の場所じゃないところでラップをし続けるさ。それはグレートなことなんだ。だけどもう一方で、日本のようなほかの場所で他のアーティスト達にもあいたいんだ。だから俺は日本にいったし、俺達のプロダクションを持っていったし、俺達のビートを日本のアーティストに提供してるんだよ。俺のメンターであるFyngermade(Fyngas)というプロデューサーがいるんだ。彼はすごくなるぜ!それに俺達は既に名古屋のAK-69と一緒にやる予定なんだ。彼は東京のでかいレーベルに所属してるんだ・・・名前は忘れちまったけどな。(笑)若い奴等が生きるために強盗や、窃盗、殺人なんかをし続けてるうちは音楽を作り続けるThugはいるだろうな。間違いないよ

■5月に日本に来るようだけど、理由は?

A:俺のパートナーとプロデューサーのFyngasと9日間のプロモーションに行くんだ。インタビューとライブをやる予定だよ。初日はAK-69とのレコーディングを名古屋で、それから名古屋のClub Wallでライブを19日にやるんだ。21日には豊橋でAK-69と日本の有名なラッパーとライブをやるぜ。25日にはAK-69と別のセッションをとって26日に帰る予定さ。

■日本とのコネクションは何がきっかけで?

A:う〜ん・・・はっきりとどうやって俺が日本で有名になったかはわからないよ。ファンのみんなが相してくれたんだろうな!2年ぐらい前にオンラインから少しのオーダーを日本から受けたんだけど、それがどんどん増えてって・・・日本でライブをやるようにもなったし、日本中のレコードショップとかで俺のCDを見かけるようになった。でも、俺はもっと日本の音楽雑誌や、レコードショップ、クラブでのショーなんかを期待してるぜ。日本の全ての街に行ったわけじゃないけど、今年はいける限りは行きたいと思ってるよ。俺は自分のビジネスは自分でコントロールしてるから、俺のレコードやショーについてはメールをくれよ。日本のすべてのレコードショップが俺のCDを扱ってくれたらうれしいよな。そうすれば日本のファンはどこでも俺のCDを手に入れられるもんな!

■日本にもたくさんのラッパーがいるけど、それについてどう思う?彼らになにかメッセージはある?

A:最初に言ったように、ほとんどのアーティストは俺がアメリカでやったようなプロダクションで利益を得るようになるんじゃないかな。でも、ビッグなプロデューサーは日本に来たがらないんだよ。なぜなら彼らはアメリカでたくさんの金を稼いでるからね。日本のア0ティストはDr.DreやTimbalandsたちからはプロダクションを受けれないだろうね。だけど、とりあえずこういいたいぜ。俺に電話しろよ!それかメールをくれよinfo@1203entertainment.comな。俺を使うことで日本のレーベルに、ラッパーたちにヒットを生んで欲しいんだ。俺は日本のプロフェッショナルなラッパーやグループが必要だし、HOTなトラックを作らせてくれよ。俺のプロデューサーFyngasと彼のホットなビートを日本に持っていくぜ!日本での成功の手助けをしてやるよ。ただじゃできないぜ。だけど、DREほど高いわけじゃないけどな(笑)Fyngasのビートはまじでスゲーゼ!日本最高のプロデューサーは5月17日に日本に行くぜ!俺と一緒にな!

■近々何か予定はある?

A:そうだな・・・ちょうどA-GEE Albino Gorilla名義で"1 in a Million"を日本のメジャーなショップで取り扱ってもらってると個だよ。手に入れてくれよ?DVDつきでPeckawoodのビデオとパフォームとレコーディングのクリップもあるぜ。ドキュメンタリーDVDのプレビュー版みたいなもんだよ、俺の人生のね。それと"Memoirs of a Texas Boi"のCDが猛すぐ出るぜ!DVDで"Huntsville 2 Hollywood"(Huntsvillはテキサスの俺が入ってた刑務所の名前で、Hollywoodは俺が今住んでるところだ)も俺が長い間とりためてるものだよ。それと1stシングルの"Texas Bad Boi"のビデオもとってるところだぜ。CDとDVDをよろしくな!Mikel Knight"Memoirs of a Texas Boi"と"Hunisville 2 Hollywood"は今年の夏に出るぜ!これは米国とヨーロッパで俺のメジャーレーベルリリースになるんだ。1203 Entertainmentのためにずーっとやり続けてきたけど、"Memoirs of a Texas Boi"の完成を待つだけだ。今年は俺にとってビッグな年になるぜ!次は中国だな・・・多分9月頃にライブをいくつかやるよ。俺の音楽は新しい場所へと動いてるってことだな!死ぬときに生きてる価値があったぜっていえるはずだぜ!なァ!?

■最後に日本のファンにメッセージを。

A:OK・・・俺のWEBサイトA-Gee.comかMikelknight.comをチェックしてくれてよ。俺のニュースも音楽も、ビデオも写真もあるぜ。日本での写真も載せてるからな。それから俺のCD"Shthern Comfort"Life of a Gee, "A-Gee strugglin 2 Hustlin", "A-GEE aka Mikel KnightHardest Wood outha Forest" "A-GEE aka Mikel Knight & tha Game Officials", "A-GEE Albino Gorilla 1 in a Million"をhttp://cdbaby.com/A-GEEで買ってくれよな!それとメッセージを残してくれよ。いつもチェックしてるし、返事も出すぜ。どの曲が好きで、どのCDが好きなのか教えてくれよ。ただでT-シャツとサイン付きポスターも送るぜ。メールにアドレスをのせてくれたらな。それからファンのみんなのことを本当に感謝してるよ。この前のショーに来てくれた人達もね。そこに行ったときにまたあえることを願ってるよ。特に5月の名古屋Club Wallと豊橋でね。俺のCDは日本中にあるからな。もしなければ、なにやってんだってその店のマネージャ−に言ってオーダーしてくれよ。真剣に、本当にファンのみんなのサポートには感謝してるよ。みんながサポートしてくれる限り、日本に行き続けるゼ!本当にありがとう・・・A-Gee aka Mikel Knightのことをもうわかったよな!


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